Excel・CSV の定型集計
入門月次の売上データを部門別・商品別に集計し、グラフ付きのサマリーシートを自動生成。手作業で2時間かかっていた月次レポートが5分で完了。
プロンプト例:
「このExcelファイルの売上シートを月別・部門別にピボット集計して、新しいシートにまとめて。金額は3桁カンマ区切りで。」
プログラミング未経験でもできる業務自動化
Claude Code はエンジニア向けのツールとして知られていますが、実はプログラミング経験ゼロの事務職・総務・営業こそ恩恵が大きいツールです。なぜなら、日本語で「これをやって」と指示するだけで、ファイル操作・データ集計・定期レポート作成などを実際に実行してくれるからです。このガイドでは、非エンジニアが業務で Claude Code を活用するための具体的な方法を、実際のプロンプト例つきで解説します。
公開: 2026-06-27・更新: 2026-06-27
ChatGPT
「このデータを集計するPythonコードはこうです」→ コードを受け取って自分で実行する必要がある
Claude Code
「このデータを集計して」→ 実際にファイルを開いて集計して保存してくれる
つまり、ChatGPTは「相談相手」、Claude Codeは「作業してくれるアシスタント」。非エンジニアにとっては、コードを渡されても実行できないので、実際に手を動かしてくれる Claude Code の方が実用的です。
「売上のExcelをグラフにして」「このフォルダを整理して」など、業務で使う日本語がそのまま指示になる。プログラミング言語を覚える必要がない。
毎月の集計、毎週のレポート、毎日のファイル整理。「毎回同じことをやっている」業務は全て自動化の候補。あなたの時間を、判断が必要な仕事に使える。
情シスにお願いして3か月待つ代わりに、業務の細かいルールを知っている自分自身が、その場で自動化を組める。これが最大の革命。
技術的な前提知識はゼロで大丈夫です。以下の3ステップで、15分後には Claude Code が動いています。
claude.ai にアクセスし、メールアドレスでアカウントを作成。Pro プラン($20/月)に登録します。クレジットカードが必要です。
Windows の場合、コマンドプロンプトまたは PowerShell を開いて以下を実行:
npm install -g @anthropic-ai/claude-code ※ Node.js が未インストールの場合は、先に nodejs.org からインストールしてください。「npm って何?」という方は、Node.js をインストールすれば自動で使えるようになるコマンドです。
作業したいフォルダで claude と入力して起動。あとは日本語で指示するだけ:
「このフォルダにあるCSVファイルの一覧を見せて」
「sales.csv の売上合計を計算して」
「結果を新しいExcelファイルに書き出して」
非エンジニアの日常業務で特に効果が大きい6つのパターン。各ユースケースに実際のプロンプト例を添えています。
月次の売上データを部門別・商品別に集計し、グラフ付きのサマリーシートを自動生成。手作業で2時間かかっていた月次レポートが5分で完了。
プロンプト例:
「このExcelファイルの売上シートを月別・部門別にピボット集計して、新しいシートにまとめて。金額は3桁カンマ区切りで。」
特定のメールボックスを監視し、重要なメール(件名にキーワードを含むもの)だけを抽出して日次サマリーを作成。見落とし防止に。
プロンプト例:
「Gmailの受信トレイから、件名に"請求書"か"見積"を含むメールを過去7日分リストアップして。送信者・件名・日付の一覧を作って。」
散らかったフォルダの中身を日付別・カテゴリ別に整理し、統一的なファイル名に変換。請求書PDFの整理などに。
プロンプト例:
「DownloadsフォルダのPDFを、ファイル名に含まれる日付でYYYY-MM形式のサブフォルダに振り分けて。日付がないファイルは_未分類に。」
会社のWebサイト(WordPress・Astro等)の記事更新、情報の差し替え、新ページの追加をClaude Codeに指示して実行。HTMLやCMSの操作を覚える必要がない。
プロンプト例:
「このAstroサイトの料金ページで、プランAの価格を¥980から¥1,280に変更して。他に同じ金額が書かれている場所があれば全部直して。」
複数のデータソース(Excel・CSV・API)から情報を集め、定型フォーマットのレポートを毎週自動生成。上司への週報、チームへの進捗報告に。
プロンプト例:
「毎週月曜に、sales.csvとexpenses.csvを読み込んで、先週の売上・経費・利益を計算し、前週比の増減率と一緒にweekly-report.mdに書き出して。」
取引先から届くフォーマットがバラバラなCSVを、社内システムに取り込める統一フォーマットに変換。列名の変更、日付形式の統一、文字コード変換など。
プロンプト例:
「このCSVの"氏名"列を"姓"と"名"に分割して。電話番号はハイフンを除去して数字だけに。文字コードをShift-JISからUTF-8に変換して保存して。」
Claude Code に上手に指示を出すコツ。プログラミングの知識は不要ですが、「どう伝えるか」で結果の品質が大きく変わります。
悪い例
「Excelを処理して」
→ 何をどう処理するか不明
良い例
「sales-2026.xlsx のB列(売上額)を月別に合計して、新しいシート"月次サマリー"に書き出して。金額は3桁カンマ区切りで。」
→ ファイル名・列・出力先・フォーマットが明確
顧客リストや給与データをClaude Codeに読み込ませると、Anthropicのサーバーに送信されます。
回避: 機密データは列名とフォーマットだけ伝えてスクリプトを作ってもらい、実行は自分のPC上で。または Team/Enterprise プラン(データ非学習保証)を導入。
曖昧な指示で自動実行させると、意図しないファイル削除や上書きが起きることがあります。
回避: 最初は「何をするか計画を見せて。実行はまだしないで」と確認ステップを入れる。慣れるまでは段階的に。
赤い文字でエラーが出ると怖くなりますが、Claude Code自身がエラーの意味を説明してくれます。
回避: 「今のエラーを日本語で説明して。何が原因で、どうすれば直る?」と聞く。焦ってウィンドウを閉じない。
Pro $20で始めたのに、使いすぎてMax $100に上がるケース。
回避: まずは週2〜3回の利用に限定する。慣れて業務効率が実感できてから利用頻度を上げる。詳しくはコスト管理ガイドを参照。
Claude Codeを開いて、目の前の作業を日本語で依頼。「このCSVを集計して」「このフォルダを整理して」など。1回限りの作業はこれで十分。
繰り返す作業は「これを毎回やるスクリプトを作って」と依頼。Claude Codeが .mjs や .py ファイルを作成してくれるので、次からはそのファイルを実行するだけ。
Windowsのタスクスケジューラでスクリプトを定期実行すれば、完全自動化の完成。毎朝の集計レポートや毎週のファイル整理が、PCの前にいなくても動く。ここまで来ると「情シスに頼まなくても自分で業務改善ができた」という実感が得られます。
はい。Claude Codeは日本語の自然言語で指示を出せるため、コードを書く必要はありません。「このExcelの売上列を月別に集計して」「毎朝9時にこのフォルダのファイル数を数えて報告して」といった日本語の指示で動きます。ただし、エラーが出たときに「何が起きたか」を読み取る力は徐々に必要になります。
Claude Code自体はnpmでインストールするCLIツールです。社内のソフトウェアポリシーを事前に確認してください。データがAnthropicのサーバーに送信される点について、情シス部門への申請が必要な組織もあります。Claude for Work(Team/Enterprise)は契約上データを学習に使用しないことが明記されています。
Pro $20/月が最低ラインです。非エンジニアの日常利用(週数回・1回30分程度)ならこのプランで十分です。毎日使うようになったらMax 5x ($100/月)を検討。詳しくは「Claude Codeの課金の仕組みとコスト管理」記事を参照してください。
マクロはExcel内の操作に限定されますが、Claude Codeはファイル操作・Web取得・メール送信・データベース操作など、PCでできることならほぼ何でも自動化できます。そしてマクロはVBAを書く必要がありますが、Claude Codeは「この列をソートして」と日本語で指示するだけです。
Claude Codeに渡したファイルの内容はAnthropicのサーバーに送信されます。顧客情報・個人情報・社外秘データを直接扱う場合は、情シスと相談してから進めてください。Team/Enterpriseプランはデータ非学習が契約で保証されます。個人利用でも、機密データはローカルで処理し、構造だけをClaude Codeに相談する方法が安全です。
ChatGPTは「相談」に強く、Claude Codeは「実行」に強いのが端的な違いです。ChatGPTに「Excelを集計して」と言ってもコードを提示するだけですが、Claude Codeは実際にファイルを開いて集計して保存します。「手を動かしてもらう」用途にはClaude Codeの方が直接的です。
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